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アナタはアナタ。ワタシはワタシ。   

こんなのを見つけました。

長山靖生「『人間嫌い』の言い分」光文社新書(2004年)
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以下、まえがきから引用。

 「みんなと同じ」はそんなにいいことなのか。みんなで赤信号を渡ってばかりきたから、今の日本はこのような状況になってしまったのではないか。
 人間嫌いを悪いものだとばかり考えず、もっとポジティブに評価してもいいのではないか。思うに人間嫌いは「問題」ではなく、世知辛い世の中の軋轢を適当に緩和する「回答」であるかもしれない


半分まで読んでの感想です。内容としては、「人間嫌い」というよりは、「個人主義」というほうが的を得ていると感じます。「個人主義」の自己肯定です。

個人主義な著者の本を、個人主義な私が読むのですから、共感できない部分や納得のいかない部分も多々あります。しかし、日々、周囲や世間、会社に対し、「個人主義的な生き方を許して欲しい」と切実に願っている私としては、心強く感じました。集団主義に馴染めないで悩んでいて、且つ、自分の方向性を変える気がないor変えられない人にはオススメ。

ただ、集団主義で、物事は組織によって正しい方向に進むのだと考えている人はこんなの読むとイライラしちゃうんだろうね。分かり合えないって悲しいわ。

by haruyasai | 2007-04-08 23:14 | 本・音楽

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