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散策   

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秋ですね。近くに山もないので季節を感じることもあまりないですが、秋ですね。

今日は試験を受けにいった。本格的に対策をしだしたのは金曜の夜からで、昨日は4時まで泣きそうになりながら勉強をしていた

結果、ボーダー+3点で合格できた。受かったからいいものの、努力の割には全然分からなかったし点数も取れていなかった。難しいよ。

帰り際にフラフラ歩いていたら、試験会場に向かって同じくフラフラしている同僚に会った。相当焦っていて「遅刻!・・・オレ遅刻!」と単語で話してた。じゃあ走ろうよ。道もさ、出てきた道から察するに遠回りしてるよ。面白かった。

今日は色々な人を見た。

まずは出発の最寄駅の踏切にて。遅刻しそうだったので急いでいたら、いつも居酒屋で見かけるベレー帽のおじさんを発見。普通のおじさんなのですが、頭だけお洒落さんなのです。服は下町風。頭はヨーロッパ。

「ベレーさんに会えたから、今日の試験はイケるかも。」

なんて思いながら横浜駅へ。

横浜駅構内を縦断していたら、柱にそって倒れている人がいた。家なきさんでもなさそうだし、酔っ払いでも、寝ているわけでもなさそうな若人。顔色は普通だけど舌が出ていて、表情が死んでるみたいだった。明らかに助けるべき場面だった。しかし、皆彼を見るのに誰一人として助けない。通り過ぎてから「あの人やばかったよね。」「死んでる?」などと楽しそうに話をしていた。都会の冷たさと人の心の恐ろしさを感じつつ、通り過ぎた自分もそのなかの一人なんだなぁと思う。声を掛けたり、駅員さんを呼ぶよりも試験に遅刻しないことを選ぶような人間なんだ、私は。マイマザーなら絶対に助ける場面だよな。お母さんゴメン。と思いつつ、東京生まれ東京育ちの人都会の人(ここ横浜だった)に時折感じる冷たさはこういう部分だと思い出した。私の持つ冷たさは、単に人が怖いのと、一人が好きなのと、面倒くさがりだからで、恋人と親友以外には基本的に怖いのと面倒くさいので近づかない。都会育ちの人の冷たさとは種類がまた違う気がする。彼等は冷たさ上手。瞬時に、関わって面倒になるか利益になるかを判断して、誰とでも一見上手く接するのよね。その能力は羨ましい。とにかく、そんなこんなで、

「彼を見捨てたから、今日の試験はダメかも。」

と思いつつ、会場へ。

試験会場って、なんでいつも変な人がいるのだろう。後ろのおじさん?が呻いていて煩かった。難しくて嫌になっちゃったんだろうね。でも毎回変な人に迷惑をかけられているので、今回は私、耳栓を持っていました。煩いおじさんも敵じゃないです。勝手に呻いて結構。ただ、私も試験が難しくて嫌になっちゃったよ。

物凄く危うかったのだが、試験の神様のお陰で無事合格したので、私に中で恒例のお祝い一人焼肉ランチに向かう。(ちなみに落ちたら焼肉以外ランチなの。)

目をつけていた焼肉やさんに入り、ビールと上焼肉ランチを頼む。試験後のビールと牛は最高!私はお肉は限りなく生が好きなので、さっと炙っていただく。牛とビールは生です。あぁ旨いわぁ~。

日曜の昼間に一人で焼肉を食べる哀れな独身女性の横には、インテリ家族が座っていた。

40後半~50代の両親と20代半端の年齢不詳な息子だった。

息子さんは某兄弟PCメーカのTシャツを着ていた。人柄がうかがえる。家族の会話の主導権も彼が握っており、つまらないウンチクを色々と話していた(いや、ウンチク人間は会社の人間を彷彿とさせるから嫌な表現になってしまう。)。お父さんやお母さんの話も論破するし、お母さんがお肉を返そうとすると「肉汁がこぼれるから止めて!」という焼肉奉行っぷりだった。私が母親なら、「子育てをどこで間違えたのだろう・・・。」と思うだろうな。と思いつつ観察。会話の内容から日本で一番平均的に偏差値が高い私立大の出身だと判明。ますます「子育てをどこで間違えたのだろう」と・・・。失礼。人間的に可愛げのある子がいいな。男性も女性も。

お腹も満たされたので独身女は帰るとする。

ユニクロで寝る時用ズボンを購入(サイズ失敗。大きかった・・・)。

無事最寄り駅に戻ってきた。改札を出ようとしていたら、向こう側から40代の普通のどこかの会社にいそうなおじさんが凄い勢いで走ってきて改札を突破していった。

形相も怖かった。あんな本気走りしている人、運動会以来に見た。

・・・改札出る時もあぁやって走って突破するんだろうか。

不思議だなぁ。

色々な人を見れた一日だった。私もそんな色々な人分の1です。

by haruyasai | 2006-11-26 15:53 | 旅行・観光

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