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共同生活   

籍も入れていないのに家を買い、いつ結婚するのか決まっていないのに9月くらいにハネムーン休暇をとるつもりなのでヨロシクと人に話をすると、順序がめちゃくちゃだと言われ、あぁその通りだなぁと思う。

こんなゆるーい感じで始まった共同生活。人は「お試し期間でいいね」と言うが、実質家を買ってしまっているのでお試し期間にはならない。引き戻せない道である。彼名義ではあるが、家、あるんだもん。気付けば住民票の表記も「未届けの妻」になっていた。内縁の妻である。

ただ、いわゆる新婚的な空気は皆無で、もう少し私が若かったら絶対に耐えられなかっただろうと思う。大人になった。

彼に対してはハテナが多くある。なぜ、自分の食器は自分で片付けないのか、カーテンを開け閉めする習慣がないのか、使わない電気は消さないのか、飲みかけのコーヒーカップは出しっ放しなのか、ゴミが溜まっていたらゴミ袋に入れて捨てないのか、なぜいちいち指導されないと何もしないのか、生活の基本的なことは親から指導されなかったのか。彼の家庭は男はなにもしなくていい家庭だったのか。はたまた私の父がたまたま家事ができる男だったのか。いやまて、私も小学生低学年のころは家事なんて何をしていいのかもわからなかった。つまり、彼氏だと思っていた存在は実は子どもで、私は知らない間に大きな子どもができたのか。考えだすと疑問はつきないので、まぁそんなものかと思い直して生活に戻る。

こうして家を持つと、家っていうのはやっぱり女性が力を発揮できる場所であり、女性が守る場所なんだなぁと悲しくなるくらい実感する。疲れていても、眠くても、掃除はするし、ご飯も作る。疲れているならやらなくてもいいのに、家という空間、家庭みたいなものを維持するために、やらずにはいられない。そういうふうにできているんだろうなーと思う。あとは、共同生活ってのは「割に合わなさ」を互いに持って歩み寄ることなんだなぁとも知った。私は私で「彼の分まで家事をして、仕事もあって、この生活は割に合わん!!」と思っているのだけれど、彼は彼で「家を買ったのに、はるやさいにガミガミと説教をされる。割に合わん!!」と思っているに違いない。ここらへんも他人と暮らす以上、割に合わなくて当たり前なんだろうと思う。割に合わないから、一緒にいられるのだ。

でも、少しずつ彼も家事をできるようになってきてくれて非常に嬉しい。

先程もハネムーン休暇の日程で揉めていた。旅欲が全くない彼を旅に連れ出すのはそもそも無理がある気がしてきた。もう遠出はひとりでするよ・・・とかいけません。いけません。普段はなかよしです。

by haruyasai | 2009-06-16 19:55 | 日常

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